今回は、この動画を作りながらどういう事を考えたのか？みたいなことを、つらつらと書いていきたいと思います。
今回の記事の内容は、大体こんな感じです。
- もう「とりあえずプレイする内容で、カット程度の簡単な編集の動画」を投稿する勇気なんて無い……
- 少しでも何か変わりたくて、改めて本を買って勉強しました。
- たぶんこれからも「たかが知れてるように見える動画」を、私は全力で長い時間をかけて作るんだろうなぁと思います。
私自身、何年活動しててこのエンタメ力なのかと自信が無くなるばかりなので、
相も変わらずネガティブ寄りな記事だと思うのですが、
「そうだよね」とか「それは無いわ」だけじゃなく「私のチャンネルはこうしよう」といった感じで、何か参考になりましたら幸いです。
では、いきましょう。
最初は「サクッとプレイ、サクッと編集」の想定でした
「ポケモン青をやりたい」という思いは去年か一昨年くらいからありまして、
「まぁどうせプレイするなら、使ったことのないポケモンでクリアする内容にするか」と、簡単に構成も考えていました。
と言いますか、構成を考えた時間は秒のレベルだったと思います。ほぼ “思い付き” ですね。
そして今年の春頃にデジタルモンスターことデジモンの動画を投稿しまして、
次は「モンスター」繋がり？でポケモンにしよう！と決めたわけです。
たぶん道中のレベル上げとかトレーナーとのバトルとかでグダつく可能性が出てくるから
その辺りはバッサリとカットしまくって、編集した動画にしてアップロードした方が良いだろうけど、
ポケモンなんて大人気ゲームの動画は溢れに溢れまくって洪水みたいになってるから、
そこまでクリックもされないだろうし、
そうなるとたぶんYouTubeがすぐインプレッションを止めて、結局そこまで日の目も見ることなく一瞬で沈むだろうみたいな卑屈な思考もあり、
デジモンの流れでサッとアップロードして、流れでご視聴いただけた方々に「懐かしさ」を感じて貰って楽しんでいただければとりあえず成功！みたいなコンセプトで、
スピード重視の「サッとプレイしてサクッと編集してアップロードする」感じにしようかと考えました。
私は気軽に楽しんでプレイして動画を作れるし、見てくださる方々もサラッと楽しんでいただければ良いかなって思ったわけです。
デジモンからの流れというか、ほぼ “ノリ” で。
ただ、ここで想定外の事件が発生しまして、
なんとデジモンのおかげで私のチャンネルが予想以上に伸びたんですね。ありがとうございます。
そして更に、
上の方に貼らせていただきましたデジモンの動画に対して「編集が良い」というコメントを幾つかいただき始めたんですね。
そんな中で、私は
私のチャンネルに、今楽しみに来てくださってる方々は、そんな “サッとプレイしてサクッと編集した動画” で満足してくれるのか……？
と、めっちゃめちゃビビり始めました。
少なくとも、デジモンの動画くらいのクオリティは期待されてるとしか思えなかったのです。
編集を頑張って “何とか誤魔化そう” と考えました
ポケモンって予想以上に結構なボリュームがありまして、
最終的なプレイ時間は30時間を超えました。（私の撮り方のせいでもありますが……）
そうして結構なプレイ時間が嵩んでいる最中で段々とビビり始めたもので、
今更企画を練り直して1から撮り直す気にもならないし、
仮にボツにして無かったことにするとしたら「じゃあ代わりに何やる？」という考えも最早気が引けるくらいのメンタルになってまして、
悩み考えた結果、何とか頑張って編集して誤魔化そうという結論になりました。私の中で。
ただ、編集を頑張るにしても、今の私のできる事としては字幕を付けることと効果音を入れることくらいだったわけですが、
そもそもよく考えると私って、動画作りに関して見よう見マネでこの6年やって来て、まともに勉強とかしたこと無いんじゃね？と気が付きました。
そこで、一度制作を止めて、動画に関する本（これ↓↓）を買って学んでみたわけです。
私は動画編集ソフトとしてVEGAS PROを使っているわけですが、VEGAS PROの使い方とかテクニックをまとめてくれている本は、ほぼほぼありません。
私が知る限り、1つ↓↓じゃないかと思ってます。あったら教えてほしいです。
編集ソフトに関する本も他にあれば欲しかったところでしたけど、たぶん無いし、
そもそも「動画とは」といったところから勉強しようと思って、上記の本を買って読んでみました。
で、読んでみまして
私が「見ててなるべく眠くならないよう、こうすれば飽きを感じさせづらくなるんじゃないか？刺激となるんじゃないか？」と思って前々からやっていた、
字幕だったり効果音だったり、間にボイロを挟んだりシーン切り替えを入れるというのは、あながちそこまで間違いじゃなかったなって思いましたし、
画角を変えることとか、字幕の大きさとか色とかフォントの種類を適宜変えることのような新たな発見もありました。
「画角を変えるってゲーム実況（しかも昔のゲーム）でどうすりゃいいんだよ」って感じでしたけど、
適宜アップにして工夫したりだとか、
その他、字幕にアニメーションを付けてみたりだとか、カットや繋ぎ目のBGMをなるべく続きで聞こえるよう（ぶつ切りにならないよう）丁寧さを若干意識したりだとか、
本を読んだ上で、ポケモン動画の編集をできる限り頑張ってみました。
何とか！こんだけできる限り頑張るから、何とか見栄えが良くなって面白くなってくれ！！
みたいな感じで。
作り終えて思うこと諸々
結局、制作は6月～9月の中頃まで3か月くらいかかりましたし、
そこからエンコードが上手いこといってるかどうかチェックしたり、
何か気になる点を修正したりとか2週間くらいやって、ようやく10月頭に投稿できました。
ちょっと話が脱線するかもしれませんが、
やっぱり完成した後のチェックって大事だなぁと思いました。今回。
特にYouTubeへアップロードした後のチェックが。
私のPCの問題なのか、YouTubeが自動で補正をかけてくれるのかわかりませんけど、
YouTubeでは、ゲームのBGMのオーディオデータと私の声のオーディオデータが被る時、ゲームのBGMの音量が下がるようになっている気がします。自動で。
私がエンコードした動画ファイルは別にそんなこと無くて、YouTubeにアップロードするとそうなります。
で、逆に私の声のオーディオデータが無い部分なんですけど、謎にゲームのBGMの音量が上がるんですよ。元の設定より。
だから、そういった箇所には空のオーディオデータを被せることで、ゲームのBGMの音量が部分的に跳ね上がる現象を抑えられたんですけど、
これYouTubeにアップロードした後にチェックしなかったら防げないかもと思います。
ただ、そんなチェックをしていたら当然チェックだけでめっちゃ時間かかります。
何回見直して修正してを繰り返すんだよって気が狂いそうになります。毎度毎度。
今回のポケモンの動画は全3回（と、おまけ1回）なんですけど、全部で計120分くらいあります。
1本の動画が長いんで、チェックが本気でキツかったです。
この時間でアニメとか映画何本見れるの？ってくらい時間を使ってます。
尺に関してなんですけど、1回10分～15分みたいな意識は捨てて、内容とか構成を重視して3回に分けました。
1ジムにつきpart1つとかで分けようかとも思ったんですけど、
そうなると1つの動画の中身が間違いなく薄くなるし、part3くらいで見てて100%しんどくなってくると思ったので、
内容とか構成重視の分け方をしました。
尺が長くて見ていてダレてくる問題は、編集力でカバー！！みたいな。
こうして頑張って作り上げたポケモンの動画。
編集は頑張りましたけど、そもそもの内容は「使ったことないポケモンで」という部分はあるものの、ほぼ「プレイして、クリアするだけ」というものです。
サラッと懐かしみを感じて楽しんでいただければ成功！のコンセプトでしたし、
先述の通り、ポケモンの動画（しかもプレイ動画）なんて洪水のようにあるので、
視聴回数100回行けば御の字。200回行けば万々歳だなぁと思ってますし、
いつもよく私のチャンネルに遊びに来てくださる方々が楽しんでくださって、コメントとか残してくだされば嬉しく思いますし、
デジモンの動画レベルのものを期待してくださった方々が（もしいらっしゃるのであれば、）満足してくだされば嬉しく思いますし、
新規の視聴者の導入は、ほぼ望めないだろうなと思ってます。
正直、マジでめっちゃ頑張りました。
けど、最後のチェックの工程で改めて見直していると
途中でアップにする箇所とか、アップの仕方が下手くそだなと感じる部分が結構ありましたし、
緩急をつける目的で設定したReplayのシーン（スローにしてもう1回流すような場面）とか入れ方が下手くそで、見てて悪い意味でじれったくさせるかなと思いました。
この辺りはもう、ほぼ直さずそのままアップロードしました。直し出すと沼にハマると思ったので。
私が今回取り入れたテクニック？って、大手のチャンネルの動画を見ると当たり前のように使われているものばかりですし、
視聴者の方々の目線は、当然その辺りの水準になっていると思います。
だから、私の動画の編集を見て多くの方々は「この程度」と感じるだろうなと思っています。
楽しいと感じるかどうかは置いといて、編集的な意味で。
下手くそな素人が頑張ってる感みたいなものもあるかもしれません。
ただ、私はそんなたかが知れてる動画を、これだけ時間をかけないと作り出せないと改めて実感しましたし、
もうこれからは、できるだけこういったレベルのものを出していくことなるんだろうなと思ってます。
まぁ「簡単にシャシャッと編集した動画もアリ」みたいな場面もあると思いますけど。意図的にそういったものを出す場面でなければ、そういった動画を出すことはもう怖いです。
今回はプレイ時間30時間で、計120分の動画です。制作期間は3か月（と、ちょっと）。
以前に作ったマリオRPGの動画とか、シャイニングスコーピオンの動画もそれくらいでした。
そう考えると作業スピードは特に変わらず、やっぱ私はこれくらいの量だとこれくらいの時間がかかるんだなぁと思います。
算数的なものを感じますね。
編集の内容は上がっていっていると思ってますので、そこはプラスに考えていきたいです。
まだ伸びる余地はあると思うので、頑張りたいです。
本当は年内にもう1つ、シリーズもののゲーム実況動画を投稿したかったんですけどね……
まだ骨子も骨子みたいな企画を考えてる状態で止まってて、構成を考えてもいません。当然録画もしていません。
年内は500%無理です。
私は今のリアルの仕事がクビにでもならなければ、どうせ来年も4～6月が忙しくなるので、
そのタイミングで投稿できるように今から準備しようと思います。
というわけで、今回はポケモンの動画を投稿しまして、その振り返りを書いた記事でした。
- もう「とりあえずプレイする内容で、カット程度の簡単な編集の動画」を投稿する勇気なんて無い……
- 少しでも何か変わりたくて、改めて本を買って勉強しました。
- たぶんこれからも「たかが知れてるように見える動画」を、私は全力で長い時間をかけて作るんだろうなぁと思います。
半年後とかに、急に「やっぱシャシャッと録画して編集した動画最高！！」って真逆のことを言い出すかもしれません。
私は、そういうことがありえます。すんません。
一区切り付きましたので、他にも今思ってることとか考えていることとかを数記事書きたいと思います。
では、また。
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