「終わりは始まっていた」事に今更気づいた【2025年反省①】

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YouTube等の動画投稿サイト、配信サイトでゲーム実況をやっている者で、はつみと申します。

早いもので、2025年が終わります。
今回の記事から3記事に渡り、この1年で学んだことを書いていこうと思います。
今回は序章として、その第1弾です。

この記事で言いたいことは、こんな感じです。↓↓

  • 2025年はホロライブを中心に他のチャンネルを視聴し続け、学ぶ側に回っていた。
  • その中で、ゲーム実況の世界が既にプロ・企業・芸能人中心の構造になっていることを痛感した。
  • 努力や熱量で追いつける段階は、とっくに終わっていたのだと今更気づき、強く絶望した。
  • それでも活動は止められない…この現実を踏まえた上で、今後どう向き合うかを考え始めた。

「これは正しい」「間違ってる」だけじゃなく、「じゃあ私はこうしてみよう」みたいな感じで、何かがご自身の活動の参考になりましたら幸いです。

では、いきましょう。

この1年、ほぼほぼホロライブを視聴していました

今年は1年通して、勉強を目的に「ホロライブ」をよく見ていました。サムネだったり、配信の企画とか構成とか喋りを勉強できないかと思ったのです。ふわっと切り抜きを見るだけとかではなく、そこそこ腰を据えてのめり込んでいたつもりです。

そんな中、11月下旬、FLOW GLOWというホロライブの中で一番後輩(デビューから2年目)のユニットの、3Dモデルのお披露目ライブを拝見しました。

ユニットで歌う時は生歌、個人で歌う時はアフレコなのかピッチとか調整されていた感じの印象でした。
にしても、歌もダンスもちゃんと上手いというのが何よりの感想です。
また、合間の喋りも、場慣れ?なのか能力のあるリーダーを中心に、テンション高くして騒ぐところは騒ぐ、締めるところはキレイに締めるといった緩急が付いていて、その場のノリではしゃいでテンションで持って行こうとするのではないユニット全体の空気作りだったりメリハリがあるとも感じました。
※本気で関係無い話ですが、私はホロライブの中でペコヴィヴィの組み合わせがダントツ一番好きです。組み合わせで言うとね。次にゴリレバ(号泣…ガチの本気のマジで悲しい。最後のゴリレバラジオ、悲しすぎて視聴できません)。タレント個人では別。

 

もうテレビも最近本当にレベルが高いです。生放送だろうが、アイドルたちが音程を外さずバリバリ歌いながら、レベルの高い踊りをごりっごり踊るみたいな、そんな時代になっています。
そうした世の中の進化は、インターネットにも来ていたんだなぁというのを強く感じました。

この辺りの時期、私は本当に絶望していました。
何てったって、こうした人たちもみんな当たり前のように毎日毎日ゲーム実況配信をされているわけですよ。
ゲーム実況界隈で見ると、自分のチャンネルのライバルになるわけです。
自分なんて鼻息で飛んでいくくらい弱小な存在なのに。
(歌やダンスが上手かったら、ゲーム実況において何でライバルになるんや?と思われるかもしれませんが、この辺りは今後の2025年反省シリーズの記事でまた書きます)

この配信を視聴してから1週間か2週間くらい「もう活動止めっかな」って、結構真面目に思ったくらい絶望しました。

コモディティ化が進んでるどころじゃあらへんがな

私は元々、幕末志士さんに憧れてゲーム実況を始めました。

まぁ子供の頃から自分を表現して「誰かに楽しんでもらいたい」と思ってはいたのですが……1番は漫画を描いたりして表現することに憧れていたものの、堪え性の無い私はいつまでも絵が上手くならず、年だけ取っていきました。努力なんて、ろくにしたことも無いですしね。典型的なインターネット民だった私は、自意識だけが異常に高かったのです。

そうした中、 本当に偶然、たまたま気まぐれでパソコンショップに入り、たまたま中古で売られていた「ゲームを録画できる機械」を見つけ、これを衝動買いしました。
それが、私のこの活動の始まりです。
いつか幕末志士さんのような方々と、同じステージに立ちたいと思っていました。(だし、私は面白いから天下取れるっしょくらいに思っていました)
これが、2018年の話です。

そこから7年経ち、昔ながらの配信者たちは少しずつですが身を潜めていっているように感じています。
また、ゲーム会社との案件があれば、狩野英孝さんや山田涼介さんのような芸能人だったり、企業勢Vtuberだったり、既存の有名なストリーマーたちにお鉢が回るような構造になっている気がします。

たぶんこれから先、この界隈に入って台頭してくる芸能人は増えるでしょう。企業勢Vtuberも、元芸能人のような人たちがポツポツと出てくるでしょう。能力ある芸能人からすると、YouTube界隈なんて金山に見えているのではないでしょうか。ゲーム好きな芸能人で、この界隈に理解があって出陣してくる気概のある人となると、数は多くないかもしれませんが。
余談ですが、「コロナ禍の頃、芸能人達がYouTubeに多く参入してきたが、大体軒並み消えた」みたいな意見を聞いたことがあります。私からすると、全然そんなこと無いと思っています。消えたって、どういう状態のことを言っているのか、誰のことを指しているのかさっぱりわかりません。お笑い芸人も、俳優も、アイドルも、めちゃくちゃYouTubeで活動してますし、普通に登録者数十万人とか数百万人とかになっています。たぶん、そういう発言をされる方々は、知らないだけなんだろうなと思っています。

話を戻しますが、言うて、インターネット上の企画やイベントだったり企業案件だったりは、よく言われる通り結局「テレビの真似事」だったりすることがあるように思います。(別にこれは良い悪いの話ではなく、今世の中を回している30代40代はテレビを見て育ったのだから当然に思います)
企業側からすると、大学生のようなノリではしゃぐことが武器みたいな素人よりも、テレビをちゃんと知ってる人たちの方が、能力的にもコンプラ的なリスク的にも欲しいに決まっているように感じます。何となく、視聴者の方々もノリや勢いで場を済まそうとするタレントよりも、結局そういったタレントを面白いと感じているような気もしています。

 

つまるところ、もう素人が入り込む余地がないと思っています。
求められてもなくなってきていると思っています。

 

ホロライブに、アナウンサー部みたいなものができました。

holoAN room (ホロアナ)
ホロライブの「今」をもっと知りたいあなたへ。ホロライブプロダクション公式アナウンサーチャンネル「ho...

このチャンネルの配信を拝見してみたことがあるのですが、出演されている方々がもうめちゃくちゃちゃんと配信で喋れるのです。
仮に私の会社で「じゃあキミ、我が社のためにYouTubeで配信してくれ」と、その辺の社員が命じられたと考えたら、とてもじゃないけどこんなふうに喋れると思えません。私も、この活動0の状態で命じられたとしたら、100000%間違いなく絶対にできません。

たぶんもう企業勢Vtuberも、ちょっと配信で喋れて歌もちょっと歌えますカラオケ90点くらいですみたいな素人が応募して受かるようなことも無くなっていくような気がしています。
今時の子なんて、学校でダンスとかバリバリやりますしね。習い事でやっている子も少なくないでしょう。テレビでたまに「街中で出会った〇〇家のお子さんは、趣味でダンスをやっています」みたいな感じで紹介され、「ちょっと踊ってみてよ」というフリでその子たちが踊ったらめっちゃ上手いみたいなシーンを見かけるのですが、もうそういう時代のようです。今の20歳前後くらいの子とかはもう、私の世代とは違って、そういうダンスとか芸事に馴染みがある感じなんでしょうかね?
どんどんどんどんどんどんどんどんレベルが高まってきています。

「終わりは始まっていたんだ」と、今更気がつきました。

もう本当に、本当に深く絶望しました。

2022年だか2023年くらいに時間を作りやすい仕事に転職して、「よーしここから頑張るぞ!」なんてチンタラしていた自分のバカさ加減を痛感して、本気で吐きそうになりました。
何で気づかんかったんかなぁ私は……

もう仕方がないのです。現実は変わりません。夢は泡となって「消えていた」のです。
思考停止の「無理無理ww夢見んなwwwww」的な石投げではなく、ちゃんと、構造的にもうどうしようもない状態になっていたのです。
全てが遅すぎたのです。

それでも活動は続けるぅ…

ただ、もう止められないのですよ。私は。
正直なことを言えば別に「ゲーム実況」にこだわってもないんですけど、何にせよこうした活動を辞めても他にやりたい事もないし、辞めたら私が消えてなくなりそうに思えます。

これからは、身の程を弁えます。もう上を見ません。他の有名配信者たちのことを「配信者の視点で」もう見ません。
ステージが違いすぎて、学ぶことがもう無いです。
視聴者として、好きな人を好きな時に見て楽しむだけかなと思っています。

 

はい。まずは2025年の反省シリーズ第1弾ということで、今年1年過ごしてみて絶望したというお話でした。
次、第2弾として面白いって何やろかという話を書きたいと思います。よろしければ、そちらもどうぞ。

では、また。

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