YouTube等の動画投稿サイト、配信サイトでゲーム実況をやっている者で、はつみ と申します。
このブログの目的の1つでもあり、定期的にやっていることなのですが、
今回は2025年も前半戦が終了しかけているこの段階で、自分の現状とか考えを文字に起こして振り返りたいと思います。
恐らくどなたも見ることは無いでしょうし、御覧になってくださったとして参考になるような事柄は無いかもしれませんが、もし「じゃあ自分はこうしよう」とご自身の活動に関して何かの参考になれましたら幸いです。
この記事で言いたいことは、こんな感じです。↓↓
- 面白いと思ってもらえるものを作りたい!!と頑張って来たけど、私って根本的に面白くないんじゃね?って悩んでました。最近。
- でも、もしかして私って案外面白いと思ってもらえてるんじゃね?とも思ってきました。勘違いかもしれませんが。
- 段々と地力が付いてきていて、自己アピールに力を入れ始めて良い段階なのかも?
では、いきましょう。
多くの人は “無駄なもの” を好まない
いきなりですが、リアルの暗く重い話をします。申し訳ございません。
前職の最後1年~2年くらいの間は特に、これで本当に苦しんだのですが、多くの偉い人たちは「簡潔に話せ」と言います。
なので簡潔に話そうと努めるわけですが、省く箇所をミスると後から「聞いてない」と怒られる可能性も出てきます。
一般的には「結論を簡潔に話せ」という考えが広まっていると思いますが、私は過程も大事と思っています。過程が分からないと、なぜその結論に至ったのか理解できるわけがないので。
恐らくですが、ちゃんと自覚されているかどうかは置いといて、とにかく結論を求める人たちもその過程を混ぜながら、的確で簡潔な結論を出して分かりやすく話すことを求めているように思えます。
そこで求められていない情報は、全部 “無駄” なのです。その取捨選択を誤って不要な情報を垂れ流してしまうと、時間やエネルギーの浪費だと感じられ、イライラされ、終いには使えないやつ認定されます。(まぁ話し方が重要なんでしょうけどね。話の構造と言うか)
昔からそうあるものなのか、最近生まれてきたものなのかは分かりません。
人間の本能的なものなのかもしれません。
だけどこうした感覚は、何も仕事だけの話じゃなく日常生活や趣味の世界においても有り触れていると私は感じています。
例えばYouTubeだと、生配信よりも編集された動画の方が好まれますし、ショート動画はより好まれます。
音楽だと、昔と比べてイントロの部分は消えてきましたし、1曲2分ちょいくらいの長さの歌が増えてきました。
本は買って読まずに、その本の要約動画を視聴して読んだ気になる人が少なくないみたいです。
私のこのブログにおいても、ゲーム音とマイクの音量バランスを紹介する記事みたいな、すぐに活かせるテクニックのような記事は人気ですが、この記事みたいな「私の創作上の悩みとか考えが、皆さんの考えの参考になれれば~」みたいな記事は、とてつもなく人気が無いです。
なかなかクリックもされてませんし、即読み飛ばされています。
まぁ私の文章能力が低くて読みづらいということもあるかと思いますが。
それに、どこの誰ともわからんやつの考えとか悩みなんて、本当に “無駄 ” もいいところですよね。
何年か前、YouTube上で「YouTubeチャンネルの伸ばし方」みたいなものを解説する動画にすがって視聴していた時期もあったのですが、今思い出してみると、
「ショート動画はすぐ伸びるぞ」とか
「こういうジャンルは良いぞ」とか
「ゲーム実況は、とにかくビッグマウスで盛ったことを言っておくと伏線回収できて面白いぞ」とか
「3秒無言だと放送事故」とか
「喋りに高低差を付けると、聞いていて楽しいと思ってもらえるぞ」みたいな、
謎のテクニックを紹介するような動画ばかりで、自分の信念に基づいた考えとか失敗のような経験を語る動画には特に出会ったことが無い気がします。
良いか悪いかとかではなく、結局そういったものが視聴されるし売れるしで、つまるところ多くの人が求めているもののように思えます。
こうした結果に直結するものを求める気持ちは、ぶっちゃけめちゃくちゃ分かります。
私なんて特に、こうしたYouTubeとかの活動を始めるまで、何にチャレンジするわけでもなく真剣に努力をしたこともなく何ができるわけでもない人間だったので、
「成功するためには時間をかけた努力が必要だし、当然多くの失敗も伴う」という感覚が身に染みていませんでしたし、とにかくすぐに結果が欲しいと思うばかりでした。
そこからこの活動を始めることで現実を知り、努力を積み重ねていくことの大事さとか、失敗は起きるものでそこから学んで前に進むことが大事であることとかを知っていったわけですが……
リアルがガチで激務になっていき、その中で無理くり合間を縫ってYouTubeとかTwitchの活動をして、(で、リアルの仕事のクオリティが下がってガチギレされ、)時間とかエネルギーの使い方の大事さについて文字通り命を削りながら肌で感じまして、
何か変にこじれて「マジで自分にとって “無駄” と思うことを一切やりたくない病」に罹り、より一層尖っていきました。(今ではちょっと治ってきたと思います)
なので、“無駄” なものは不要で、結論だけ簡潔に欲しい・触れたいという気持ちは、よくわかります。
とてつもないほどの余談ですが、
そんな激務だった前職を辞めたことで、この活動に充てられる時間とかエネルギーが大きくなって、
前より多少チャンネルの規模も大きくなって、ありがたいことに配信とかに訪れてくださる方々も増えてきた結果、心のゆとりが出来てきた?からこそ、
“無駄” なことの無い人生って息苦しいわと思います。
最近の私的に、”無駄” なことは、ある種の “遊び” だとも捉えてきています。
当然、遊びもクソも無いほどガチで無駄なものもあると思いますが。
……なので、例えば動画の編集でも、前までだったら絶対カットしていたようなシーンを敢えて入れ込んだりしています。(見る人によっては雑味とかエグ味に感じると思うのですが、私的にはそういったものがあった方が面白いかなーって思って入れてることが、ちょいちょいあります)
面白ければ “無駄じゃない” と思ってくれるはず…ですよね
上記の余談の前に話を戻しまして……
多くの人にとって “無駄” なものには触れたくないって思うものだよねーという考えにつきまして、
その “無駄” って人それぞれなんだろうなと思っています。
まぁ大体どんなものでも「人それぞれ」とか「場合による」「状況による」なんて、わざわざ言うことでもない当たり前の話なんですけどね。
そもそもゲーム実況動画なんて何の役に立つものでもありません。
インターネット上に生きている我々からするとそう思わないかもしれませんが、恐らく世間一般的には無駄でしか無いものだと思います。
ゲームに興味があるのであれば、自分でゲームをプレイすれば良いですもんね。
ただ、それでもゲーム実況が求められている理由は、「見ていて面白いから」、「楽しい気持ちになれるから」という娯楽的な意味合いが強いでしょうし、「興味があって触れていたいゲームではあるものの、古いゲームだから、今から自分でプレイするにはハードルが高い」みたいな「自分でゲームをする環境にない」とか「時間がない」「気力がない」ということもあるのかなぁと思っています。
こうした見る理由がある人にとっては、ゲーム実況は無駄じゃないんだと思っています。
つまるところ、私の存在意義ってそういうところにあるんだろうなと感じています。
100%数字が取れないだろうなと思うゲームタイトルでも、視聴者の方の中で求めてくださる声があれば、「少なくともその方は楽しんでくださる・喜んでくださる」と思って配信したり動画投稿をしたりすることが増えました。
他のチャンネルではやっていないようなゲームを選んで差別化を図りつつ、見てくださる方に面白いと思っていただけたり、楽しんでいただけるような配信を行うことで、視聴者にとって私のチャンネルは “無駄” なものではなく、見る意味を持つようになれると考えてきました。
最近はこうした考えもありながら活動をしていたわけですが……
本当にガチのマジで、「もしかして私って面白くないんじゃね?」「面白くないんだろうな、私って」
って思ってきていますと言いますか、思っていました。
私の提供するもので面白いと思っていただけないのなら、私って存在意義が無いじゃねえか!!!って思っていました。めっちゃくちゃ悩んで、結構気分が沈んでいました。
(この辺り過去形なのか現在進行形なのか、自分の気持ちがちょっと微妙です)
先述の通り、そもそもYouTubeにおいて配信よりも編集した長尺動画の方が好まれますし、長尺動画よりショート動画の方が好まれます。
これは、編集が施されている上に、より短くて結論だけ表示された動画の方が、垂れ流しているだけの配信よりも見ていて分かりやすく楽しめますし、当然に思えます。見る時間が少なくて済むし。結果だけサッと味わうことができます。
それだけ、配信を人に見てもらうということはハードルの高いものだと思っています。
とは言え、段々と私の配信において、昔ながらの視聴者さんがコメントをくださることも減っていき、同接平均も減ってきているように感じていましたし、視聴回数やチャンネル登録者数も特に増えるような兆しが見えない状況が続いていまして、
その原因は、私が面白くないからだろうなぁと思っていますと言いますか、思っていました。
ただ、最近やらせていただいておりました「俺の屍を越えてゆけ」というゲーム実況シリーズのアナリティクスを見て、ちょっとこの考えが一旦止まりました。一旦ね。
このゲームは「知る人ぞ知る名作」という認識ではあるのですが、同じような映像が延々と流れるようなゲームシステムですし、それが長時間・長期間に渡り続いていく仕組みなので、
第1回目の配信の視聴回数は、私のチャンネル全体の平均かそれより高いくらいの数字を出しながらも、第2回目以降はガクッと減るだろうなと思っていました。
まぁ視聴回数は何の動画だろうと何の配信だろうと、第1回目が一番多くて第2回目以降は順々に下がっていくに決まっていまして、
そうした定石通り&予想通り、視聴回数は第1回目が一番多くて第2回目以降下がっているわけですが、
このゲーム実況配信シリーズ、全体通して総再生時間の値が結構良いんですよね。
毎回毎回、どこかのマップに引きこもって延々と同じような敵をシバいてるような絵面が続く内容なのに。
ここで少し思ったんですよ。
私自身が面白くないから、私のチャンネルに触れることは “無駄” なことだと判定されて、
前から居てくれた人が離れていき、新規の人も増えず、同接数は減り視聴回数も伸びずチャンネル登録者数も伸びず……みたいな状況になっているんだろうなと思っていたわけですが、
これってもしかして、私自身が面白くないからというわけでは無いんじゃね?
もしかして考えを変えるタイミング来てる??
まぁ私自身が面白くないというのは間違いないかもしれませんし、もっと改善できる余地はどれだけでもあると思っているんですけど、
恐らく「私が面白くないから、こんな状況になっているんだよね」と思っていることの、「こんな状況になっているんだよね」の原因は「私が面白くないから」では無いんじゃないかと、逆の仮説を感じ始めたわけです。
俺の屍を越えてゆけというゲームがいくら好きだからって、面白くもないような、カットも何もされてないような配信を長時間見てくれるって、そんなことあるか?面白くもないのに、私のこの配信を見てくれているなんて、それこそ本当に “無駄” じゃないのか??
ストーリーもろくに進まず、同じマップで同じ敵を延々延々と狩り続けている内容で。
と、疑問を感じざるを得ません。
マジでこのシリーズ、総再生時間も視聴維持率も他の配信と比べて結構良いです。「微妙に良い」とかじゃなく、「確実に良い」です。
去年の今頃にPSのデジモンワールドを配信しまして、その時は同接平均200人とかだったことも思い出されます。
言うて、リアルタイムで200人が平均して同時に見てくれていたわけです。平均して。
それだけデジモンワールドは人気のゲームであるということがあるんでしょうけど、それだけでそこまで見てもらえるものか?と思わなくもないです。
また、ゲーム実況者は星の数ほどいて、かつ、次々に新たなゲーム実況者が現れることで、視聴者層は当然入れ替わっていきます。
ゲーム実況に限らず何事でも、ファンがどんどん入れ替わっていくことは、不思議なことではありません。
その他、私は冬くらいから「インプレッション数少なすぎない?」って思っていました。
俺の屍を越えてゆけの配信は、配信終了直後にインプレッション数を見ると、大体毎回500とかでした。4時間前後とか配信していて500です。
配信終了後、当然にょきにょきとインプレッション数は増えていくわけですが、大体2000とかで止まります。
上述のデジモンワールドで、このチャンネルがガッと伸びた時は、デジモンワールドじゃない配信でも、インプレッション数は7000とか8000とか1万前後だったりとかまで伸びてくれていました。
もう一度書きますが、今はもう配信直後は500、その後伸びても2000とかです。インプレッション数がね。
そりゃ「新規層、増えないなぁ」って思うに決まってますよね。視聴回数も伸びないですよ。そもそもYouTubeが、私のチャンネルを表示してくれてないんで。昨年の5分の1くらいしかありません。
こうしたことを考える内に、これからは自己プロデュースというか、自己アピールの方法に力を入れても良いのかなぁと、思い始めました。
面白いと思ってもらえるよう頑張ることは、当然これからも続けていくわけなんですけども、とりあえず今の段階でも多少は面白いと思って貰えてるんじゃね?とか、
自分の面白さみたいなものをより多くの人に見てもらえるよう意識して動けば、YouTube大先生にインプレッション数を増やして貰えて、このチャンネルは今よりもっと多くの人に面白いと思ってもらえて、求められるような存在になるのかも??と思いました。
YouTube内でより多くの人に見てもらえるよう動くとなると、個人的には、長尺動画を増やすことが私自身の性格的にベストだと感じるのですが、ぶっちゃけ録画・編集の時間がかかりすぎてコンスタントにアップロードすることが100%不可能なので、
ショート動画を増やすことが、私のチャンネルにおいてとりあえず一番確実に取れる手法で、かつ必要な事柄なのかなぁと感じています。
正直なことを言えば、こんな長尺動画orショート動画とかいう発想じゃなくて、もう1つ何か壁を壊したい気持ちです。
「結局ショート動画かよ。結局、長尺動画かショート動画の2択かよ」って感じでいます。
私の頭、固すぎか?
こういうのを打破するために、自分が今まで関わって来なかった分野に飛び込んで、視野を広げるということが必要なんですねぇ……
ショート動画に対してですが、今まで私は「私がXをやらない理由」と同じ感覚で敬遠していました。
ただ、この2か月くらいショート動画を小まめに投稿してみたところ、例えば配信で「ショート動画から来ました!」みたいなコメントを全く見たこと無いし、アナリティクス上ではショート動画だけ視聴している人が、圧倒的多数を占めています。
たぶん私が想像する典型的なネット民みたいなしんどいタイプの人たちって、ショート動画を見たところで私の配信とか他のコンテンツまでわざわざ来ないんだろうな(考えてみりゃ、そりゃそうかという感じですが……自意識過剰すぎた)という気がしたので、まぁショート動画はショート動画で配信とか長尺動画とは別モノとして、誰かが楽しんでくれれば良いみたいな感覚でいようと思います。
ちょうど「FF14をやりたいのに、このままじゃやらずに命が尽きることになりそう」とか、「このゲームやりたいけど……配信でやるのも何かアレだし、長尺動画にして編集の労力・時間を掛けるほどでもないしなぁ」みたいな悩みとかあったんですけど、こうしたものをショート動画にしてしまうのも1つアリかなぁとか思ったり。思わなかったり。
上手くハマらないかもしれませんけどね。
でも、仮にショート動画の視聴が増えたとしたら、チャンネル全体のランクみたいなものが上がって、全体的にインプレッション数が上がるみたいな効果がある気もするんですよね。別にショート動画から長尺動画とか配信に繋がらなかったとしても。
めちゃくちゃ極端な話、ショート動画が平均10万回再生していただけるようになったとしたら、配信のインプレッション数は上述の500とかじゃ無くなる気がします。ショート動画から配信に視聴者が繋がっていなかったとしてもね。YouTubeのシステム的に、そういうアルゴリズムの計算をしてくれるんじゃないかなーーーーーーっていう、私の根拠のない推測です。
まぁやってみて、そんな感じの問題が発生したら、また考え直します。
だし、本当にショート動画が平均10万回再生していただけるようになったのに、配信のインプレッション数は500とかのままだったら、それはそれで面白いかという感じです。
「もう配信する時は、Twitchでやるわー」ってなるかもです。
とにかく私は今、「もしかすると私って、”私は面白くないから伸びない” みたいな、よくある視聴者的な思考に陥っていたけど、何気にこれが間違っていて、自己アピールとか自己プロデュースに力を入れても良い段階に来てるんじゃないか??」と思っています。勘違い野郎みたいな表現で言うのであれば、「実は私って、何気に “地力” が付いてきてるんじゃないのか??」という感じでいて、「私の提供するコンテンツがちゃんと面白くて、視聴者にとって “無駄” なものではないのであれば、その良さをもっと広くアピールすることを考え始めても良いのかなぁ」と思ってきている感じです。
ただ、その方法として、結局今まで頭の中にあったような長尺動画orショート動画みたいなものしか思い浮かばないので、そこはちゃんと考えたいなぁと思っています。
……はい、完全に私個人のお話でした。
もし何かが「じゃあ私はこうしよう」みたいな、ご自身の活動に繋がるきっかけとなりましたら幸いです。
では、また。
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