【YouTube】2025年度上半期反省 -1- “企画”から逃げ続け7年経った男の現状編

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YouTube等の動画投稿サイト、配信サイトでゲーム実況をやっている者で、はつみ と申します。

2025年度も上半期が終わりそうな感じですが、ここで私が私なりに学んだこととか今感じていること、頑張ってきたこととかを、つらつら書いていこうと思います。

この記事で言いたいことは、こんな感じです。↓↓

  • 大手配信者はマジですげぇ。敵わねえわマジ。と思う日々です。
  • 最近、私がもし大手企業勢だったら…とかよく妄想しますが、自分の企画力の低さにイラつきます。
  • 以前に当ブログで書いた「ゲーム実況は、取り扱うゲームタイトルでほぼ決まる」は、誤りだったと思います。大変申し訳ございません。
  • 正しくは「ゲーム実況は、誰が何のゲームを題材にどんなことをやるかでほぼ決まる」だと、今では思っています。

相変わらず文章は超長いですし、すぐに活用できるテクニックみたいなものは特に無いです。
私みたいにこうした活動をしている人で、かつ何か色々考えることが好きな人に向けた、YouTubeショートやTikTokのようなものとはまるで真逆の記事です。
この記事を見て正解・不正解みたいな0か1かを下すのでは無く、「自分はこう思うから、こうしてみよう」という感じで、この記事が何かの考えや行動のきっかけになれれば幸いに思います。

では、いきましょう。

大手配信者はすげぇと思う話

2025年に入ってから特に ですが、私はもうYouTubeで何かを視聴する時ほとんどホロライブ関連の動画・配信しか見ていません。

今まであまり触れてこなかった文化に少し深く触れることで楽しい気持ちだったり新鮮な気持ちだったりを味わってるということもありますし、
私は世間の時事ネタとか芸能人がどうの政治・社会がどうのみたいな「物申す」系の雑談だったりがあまり好きじゃないのですが、ホロライブはそういう系統の話をする事がほぼ無くて見やすかったり少しだけ現実と離れられる感じがしたり……
また、そうした視聴者目線だけでなく活動者として学んだり驚いたりする部分がたくさんあります。「敵わねえわ」って思いながら、よく見ています。

何か知識を取り入れたい時は、検索機能を使って色んなチャンネルを見ることもありますが、今のところ「YouTube系統で何かを見るなら、もう大体ホロライブで良い」と思っています。まぁ2026年とかなったら、そうした気持ちがもしかしたらガラッと変わるかもしれませんが……

例えば先日、兎田ぺこらさんの6周年LIVEがありました。

私は今年からホロライブ関連の動画・配信をより深く視聴するようになったので、こうした周年記念LIVEというものに今年初めて触れています。
兎田ぺこらさん以外の周年記念LIVEも何人か興味ある人・好きな人のものを拝見してきましたが……
これを言うと私は叩かれるかもしれませんが、正直、兎田ぺこらさんの周年記念LIVEはめちゃくちゃ尖ってると感じました。
100人中10人20人くらいは悪口とか「人として~」「子どもに~」みたいな批判をSNSとかで垂れ流してそうと思ったのですが、逆により多くの人が楽しいと感じるもののような気がしています。

そもそも、兎田ぺこらさんは私の中で「加藤純一さんのことが超好きな元ニコ生勢」というイメージがあって、LIVEどころか普段の活動の姿勢なんかも含めて、まさにあの界隈のイズムを感じます。まさに「ニコ生勢っぽい」と言いますか。

自分が100%やりたい事ばかりやっているわけじゃなくて「仕事」としてやっているものもあるでしょうが、恐らくそういったものを含め全てにおいてご自身がやる意味を持たせながら、見ている人たちにより楽しんで貰えるよう努めているんだろうなと思っていますし、
たぶんそうした「努めている」姿を見せたくない性格で、飄々とこなしているように見せた方がカッコいいという価値観の立ち振る舞いから、兎田ぺこらさんに対してカリスマ性みたいなものを感じる視聴者が出ているんだろうなと思います。(こうした色に元ニコ生勢っぽさを強く感じます)

ちなみにどうでもいい私個人の話ですが、私は学生の頃結構パチンコスロットをやっていた人間なのもあって、見ていてめちゃくちゃ面白かったですし、懐かしすぎてエヴァ辺りでちょっと泣きました。個人的に、北斗の拳とかエヴァの選曲は「マジでパチンコスロットが好きな人の選曲」だと思いました。
また、合間合間、液晶に映っていたリールの制御(リズム)も、リアル感がめっちゃありました。アレ、ちょっとこだわりが入ってるだろうなと思います。閉店の音楽が流れてる中でもずっとスロットを回してる感じとかね。

一方、私は企画力皆無クン

たぶんこうした大手配信者に対して、「企業勢だから成功できる」・「莫大な金があるからこういう企画が打てる」・「そもそも先行者利益がー」という考えを持つ方は少なくないと思います。
その気持ちはめちゃくちゃ分かりますし、私もこの活動を始めて数年はそういうことを思っていました。何なら去年まで思っていた気がします

ただ、本当に今年からホロライブ関連を見まくっていて、私の考えが少し変わってきました。(このブログ上で今まで何年にも渡り書いてきた事柄・結論的なものは結局あまり大きく変わることなく、何だかんだずっと同じ感じなのですが、その根拠とか中身のような考え方が少し変わってきました)

 

仮に私が企業勢だったとして、何か企画をこなせる資産があったとして、人脈があったとして、私「はつみ」の地位とか名声みたいなものがあったとして、何ならおまけに私が可愛い声を出せる女の子だったとして、
「じゃあ周年記念LIVEをやってみようか」となったとしたら、私は兎田ぺこらさんほど楽しいLIVEを行うことができるのか?どんなコンセプトで、どんなことをやれば良い?と考えてみます。

たぶん私だったら、ほぼ間違いなく2000年前後くらいのアニソンを歌うと思います。コナンのパラパラとか真顔で踊りきると思います。たぶん、こういう路線ほぼ一択です。企業・資産・人脈を使えばしっかり筋を通して許諾を得ながら実現できるでしょう。

けど、それだとたぶん数字が取れないだろうなと思います。世代じゃない人が完全に置いてけぼりを食らうので。
宝鐘マリンさんが昔「昭和歌謡祭」をされていた気もしますが、それほど私は振り切れても無いし、それと比べて2000年前後かつアニソンだと狭い門になっている気がします。その世代の人たちですら「何それ?何このアニソン?ワカラナイ」みたいになる可能性が、大いに出てきます。

ホロライブの方々の動画・配信を視聴する中で、こういう妄想をすることが最近よくあるのですが、その度にやっぱ私ってこういう広く気軽に楽しんで貰えることをやる・考えるという力が弱いよなぁ」と思います。

今のところの私の感覚ですけど、私が数字を取れない原因の1つはここだと思います。
また、「イマイチなんか……私っておもしくないな」って、私は自分自身に対してよく思っているのですが、それも原因はここだと思います。

ゲーム実況は 誰が何のゲームを題材に どんなことをやるかでほぼ決まる?

自惚れだと石を投げられても全然良いですが、正直に申し上げて、もう私のゲーム実況動画・配信の内、喋りの部分だけを見れば、私は他のチャンネルに全く負けていないと思います。
これは凄いことでは無くて、逆にただただ私の考えが浅く、逃げ続けた結果です。

俺は能力の無いカスだから!無名だから!!
喋りを伸ばすしかないんや!!!
それで面白がってもらうしかないんや!!!!
何ならそこを伸ばせば俺にもワンチャンあるはず!!!!?
みたいな。
まぁ喋り以外にも動画の編集だったり頑張ってきた点はありますけど、要はそういった中身的な部分を積極的に伸ばそうと努めていたんですね。
恐らく外面部分で、できるだけ分解して考えたり具体的な努力を積み重ねてきたところはサムネくらいじゃないでしょうか。

ただこの努力、やってきた意味はまぁまぁあるけど「そこじゃない」事案だったかもです。

あくまでも仮の話ですが、私が自惚れでも無く本当に兎田ぺこらさんくらいゲーム実況の喋りが上手かったとして、
それで同じゲームをプレイした場合、100人が100人兎田ぺこらさんのゲーム実況を見るはずです。
そもそも私のゲーム実況はクリックすらされないんで、喋りが面白かろうが何だろうがあまり意味が無いんですよね。
まぁそれは前から百も承知でした。ただそれでも1万人くらいいれば1人くらい私の動画・配信を見てくれる可能性があるかもしれなくて、その時にもし「私」のことを面白いと思っていただければ…!!みたいな考えでやっていたわけですが……

 

私は以前に「ゲーム実況は、取り扱うゲームタイトルでほぼ決まる」と、このブログで書いたことがあります。
それは間違っていました。大変申し訳ございません。
正しくは「ゲーム実況は、誰が何のゲームを題材にどんなことをやるかでほぼ決まる」だと、今では思っています。

①まずこの土台があった後に、
②よりクリックしてもらいやすいよう良いサムネを作って、
③より楽しんで貰いやすいよう喋りなり編集なりを頑張る
という順番なんだろうなと思います。

 

つまるところ私は、この土台から目を背け続けて来て、その後のサムネとか喋りとか編集ばかり伸ばしていたんです。
そりゃ私のチャンネルって現状維持な状態が続くて。
だし、だからこそ私のチャンネルは、ワンチャン土台が上手いこと出来上がった時に発生する爆発力がえげつないんだろうなと思います。
私のチャンネルの動画とかって、視聴回数で見ると本当に驚くくらいピンかパァかみたいな極端な感じになってるんですけど、ポイントはここだと思います。

要は、今まで私がこのブログに散々書き続けてきた通り、私のチャンネルは「見る理由」が無いんですね。
で、その「見る理由を作る」という大事な要素を「私の動画・配信をワンチャン見ていただいた後、『こいつ面白いから、また何かタイミングが合えば見てやるか』って思っていただければいい」と考えを歪ませて、逃げ続けた結果が私のチャンネルなのです。
これって「見る理由」として間違ってはないと思うんですけど、一番ストレートなものじゃないですよね。

なぜ昔、YouTuberがこぞってメントスコーラをやりまくったのか。
なぜYouTuberが逮捕されるくらい過激な迷惑行為を働くのか。
核となるくらい一番大事な要素だからですよね。全ては「見てもらうため」です。

ゲーム実況界隈において、2020年前後くらいから「そもそも、もうゲーム実況なんてなかなか見られない。レビュー動画とか攻略情報・小ネタ・裏技を紹介する動画を作って数字を稼いでからゲーム実況をやるべき」という考えが広まりました。「数字を稼ぐ」とはつまり、「人を集める」ということです。
この辺り、過去の私のブログでも何度か書いてきましたけど、本当に大正解だと思います。
縦に伸ばした板みたいなのを4つ横に並べて、「強いキャラクターランキング」とか「9割のプレイヤーは知らない小ネタ」みたいに書いてるサムネをよく見かけると思いますけど、アレは結局そういう動画が求められているからです。「そのチャンネルの人が好きだから、その人が面白いから」ではなく「その “動画” を見たいから」が見る理由になっていると思います。
そういう要領の良い人たちは、チャンネルを2020年くらいに開設して一気に伸びて、今ではもう登録者数万人・数十万人だったりします。
レビューや小ネタ紹介みたいな動画は、ゆっくりとかボイスロイドとかを使って、配信でやりたいゲームを地声で実況して活動してる方を割と見かけます。登録者数も視聴回数も同接数も、全ての数字で私は負けています。
マジそういう人たち要領良いわ。抵抗感無く需要に合わせられるのは本当に素晴らしい。あとゲームに詳しい。向いてる。
っっっぱ私って、マジ向いてないわ。

私はそうした考えから逃げ続けてきました。
「だって私の感性・考えと合わないし」って。
「思いつかないし。別にゲームそんなに詳しくないし。企画作れないし。無理だし」って。
「私が目指しているのは、ニコ生勢の人たちだし。その路線の先じゃないし」って。
「私にできることは、喋りをもっと面白くすることだけや!!」「編集も頑張れるか…編集をもっと上手くなるんや!!」「サムネ上手くなって、クリックしてもらうんや!!」って。
そうやって頑張ってきたわけですよ。

「何か私の喋りで楽しんでいただければ。それで面白いと思っていただければ。(笑)とかwwwっていうコメントがあれば私の勝ち」って。

 

で、結果が今の私です。

 

まぁ言うてそこまで間違って無いと思うんですけど、そうじゃないよなと今は思っています。

だし、「面白さ」って当然私自身の喋りとかキャラクター性というところもあるんですけど、そもそも企画の時点動画を投稿する前の時点配信をやる前の時点でかなり決まってくるよなぁと最近気が付きました。

例えばこの記事の冒頭で取り上げました兎田ぺこらさんのLIVEを思い出しますと……
LIVEをやるにあたって、兎田ぺこらさんの趣味趣向やキャラクター性からどんなコンセプトにするか。
じゃあそのジャンルの中でもどんなセトリにするか。
誰と何の曲を一緒に歌うか。
どんな3Dのセットにするか。演出にするか。

私は超素人なんでこうした観点くらいしか分からないですが、こうしたことを長い時間をかけてしっかり考えて練った末にあのLIVEが出来上がっているわけです。
だからこそ面白いものが出来上がっているんですね。

またその他にも、私は子どもの頃からテレビをゴリッゴリ見ながら育ってきたわけですが、一流の面白いタレントを起用したテレビ番組だとしても、番組の企画が微妙だと「この番組あんまり……」ってなったりするなぁと思ったり。
タレントの力もモチロン重要だと思うんですけど、そもそもその番組を見るかどうか、その番組が面白いかどうかって「どういう番組か」みたいな番組のコンセプトとか企画とかめちゃくちゃ重要ですよね。

最近特にですが、私のゲーム実況配信なんて、LIVEにしたら「何かとりあえずLIVEやるかーこんな歌の流れでーす」くらいのレベルしか考えてないわけですよ。
「ただ!ただ歌は全力で歌います!!そんじょそこらには負けません!!!」みたいな。
それとか、よくわからん無名のおっさんが喋り一本でテレビ番組を持たせようとしてるみたいなもんです。正気か?

要領良くてちゃんと面白いチャンネルは、「〇〇縛りでこのゲームをプレイします」とか「こういうやり込みをした結果、レアなこういう現象を発生させてみました」みたいな、ただプレイするだけではなくて何か趣向を凝らして、ちゃんと見る理由を考えています。
それが生配信だとすれば、たぶん私はそうしたチャンネルより喋りの部分は面白く思ってもらえて、負けてないと思います。
でも、たぶん多くの人が見ていて面白いと感じるのは、私の「喋りだけゲーム実況」よりも、そうした趣向を凝らしたゲーム実況なんだろうなと、ようやく感じてきました。
喋りというのは大事ではあると思うんですけど、視聴者的にはきっと「そこじゃない」んですよ。
なんなら、喋りの面白さだけで競うのであれば私の配信なんて見る理由無いんですよね。兎田ぺこらさんみたいな有名配信者で良いし。

それでも…めげずに頑張ります

こうした考えから最近、聖剣伝説LOMやマリオ3の動画を作ってアップロードしてみました

聖剣伝説LOMは、異常な強さを誇る武器を頑張って作ってみて、ラスボスをワンパンしてみたという内容で、
マリオ3は、白キノコ(隠れキノピオの家)という小ネタみたいなやり込み要素みたいなものを全部出してみた内容になっています。

この2つの動画、視聴回数的に特段伸びることない状態となっています。
ぶっちゃけ、視聴維持率的にもまぁまぁ普通くらいです。(私のチャンネル内のアナリティクス的に)

何ならゲームをただプレイした動画とか、ただプレイしてた生配信に負けとるやないかい!!!!

聖剣伝説LOMの動画は特に、「視聴回数300回くらいは行くかなー」って狙っていました。基準としてね。ワンチャン爆発的ヒットも秘めた、ホームランあるかもとも思ってました。
それくらい面白がっていただけるかなぁと思っていたのです。

でも、結果としては全然伸びず……

恐らく企画を持たせはしたのですが、如何せんオリジナリティが無い内容だから伸びないんだろうなと思っています。聖剣伝説LOMのスウィフトハンマーも、マリオ3の白キノコも擦り切れるくらい色々な人たちにやり倒されたネタなんですよね。(まぁ白キノコの方は、たぶんあまり伸びないと思っていましたが……)
だから、今更私がやったところで特に真新しくも無いし、企画としては弱いんだと思います。当然、見ていて面白さも無い。
いつもの「私の喋り、編集で何とか面白いと思っていただければ!!」みたいなものと変わらない感じだったんだろうなと思います。

でも、これは私が今まで逃げてきたことの表れだと思います。
私はチャンネルを開設して7年経っているくせに、この「企画」というものに関する能力を、喋りとか編集とかサムネ作りみたいにちゃんと細かく考えて伸ばして来なかったので、その結果が如実に出ているわけです。

ただ1つ割と本気で思っているのですが、
逆に言うと、この能力が育てば私はたぶんタケノコみたいに一気に伸びる気がしています。
なぜかって、それ以外の能力を先に育ててしまったからです。

不器用すぎへん私?自分で笑っちゃうわ。どんだけ要領悪いのよ。
……まぁめげずに頑張っていきたいと思います。

というわけで2025年上半期の反省でした。
続きまして~という感じで、次回、
私は動画編集ソフトとか諸々をAdobeに変えてゴリッゴリに金を掛けたのですが、そんな記事を書いていきたいと思います。

こうした記事が、私と同じように活動して悩んでいる方にとって、何かを考えるきっかけになれば幸いです。

では、また。

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